女性不妊

2013年の開院以来,たくさんの女性不妊に対して鍼灸施術でアプローチしてきました。ここでは当院がさまざまな不妊のケースに施術してきたなかで練り上げてきた『子宿りのはり』をご紹介します。

女性不妊に鍼灸

 女性も男性も晩婚化の傾向が顕著になり,高齢での妊娠・出産の経験や考えることが増えてきました。加齢が原因で妊娠することにとても大変な思いをされる方も多いはずです。ところが最近お若いカップルの方も相談にくるケースが増えてきました。当院でも当初は30代後半から40代の方がほとんんどだったのですが,だんだんと20代後半の方もみえるようになってきました。
 ということは不妊は決して年齢だけの問題ではなく,そもそも妊娠できにくい状態だった方が高齢になってはじめて気づきだしたような気がします。逆にいえばたとえ高齢であっても妊娠できる能力がまだあれば十分にお子様が授かる可能性大です(現に40代の方の妊娠を何例も経験してきました)。

  • まずは自分たちの力で妊娠したい
  • 病院の力を借りながら妊娠をめざしたい
  • 病院の治療にプラスαできるものはないか

 どんなケースでもOKです。できるかぎり鍼灸でサポートします。実際に当院にいらっしゃる方は,生殖医療専門のクリニックで治療を受けながら多くの方が鍼灸施術を希望されてきます。すでに体外受精に進んでいる方も少なくありません。
 良質な卵子を育てたり子宮内膜を厚くするなど,妊娠する能力はどなたにも備わっているはずです。鍼灸はその力を引き出してあげることに長けています
 また妊娠するためには,からだの中でその複雑なメカニズムがスムーズに進むことが必要です。ちょっとしたズレやくるいがあっても妊娠に結びつかないことがあります。鍼灸はそのちょっとしたくるいを調整することを得意としています
 いまの不妊治療に鍼灸施術をプラスして,ぜひ妊娠・出産というゴールにたどり着いてください。

当院を利用される方が通院されているおもな生殖医療機関

  • 藤沢市
      山下湘南夢クリニック
      湘南レディースクリニック
      メディカルパーク湘南
      せきレディースクリニック
  • 鎌倉市
      矢内原ウィメンズクリニック
  • 大和市
      愛育レディースクリニック
  • 横浜市
      みなとみらい夢クリニック
      福田ウィメンズクリニック
      神奈川レディースクリニック
      横浜市大病院
  • その他
      加藤レディースクリニック
      両角レディースクリニック
      ナチュラルアート日本橋
              …etc

不妊鍼灸『子宿りのはり』

 『子宿りのはり』は,中国医学と西洋医学を結合した中西統合医学の「月経周期療法」を女性不妊における鍼灸施術に取り入れたものです。用いるツボの配穴も独自のものになっています。「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」のそれぞれに必要な施術をすることで妊娠をめざします。

「月経期」の施術

  • 子宮のリフレッシュ
  • 卵胞の最終成熟がはじまる

 前周期に妊娠が成立しなかった子宮は,不要となった子宮内膜を血液に溶かしてからだの外に排出します。月経として子宮をリセットすることで,次の妊娠に向けて準備するわけです。
 したがって月経期は子宮のリフレッシュを目的とした施術になります。骨盤内やその周囲の血流をよくしてあげることで,子宮内の古い内膜や血液を排出しやすくします。
 また次の排卵に向けて卵巣内では,すでに卵胞の最終成熟がこの時期からはじまっています。月経3日目くらいになると脳から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)によって卵巣が刺激され,5日目くらいから卵胞の成熟がみられます。月経期は子宮のリフレッシュだけでなく,次の主席卵胞を決める最終成熟のはじまりの時期でもあるのです。
 
【月経期の注意】月経中は子宮口が開いているため外界から悪いものが入りやすくなっています。月経があけるまでからだを冷やすようなこと,飲酒などはなるべく控えるようにしてください。

「卵胞期」の施術

  • 新鮮な血液を増やす
  • 子宮内膜が再生増殖する
  • 主席卵胞が誕生する

 月経が終わると女性のからだの中では,次の妊娠に向けて子宮や卵巣に血液をどんどん溜めるようになります。この血液は新しい子宮内膜や卵胞を養うために使われるわけです。
 卵胞期では月経によって失われた血液を増やす施術をします。ここで勘違いしてはいけないのが鍼灸施術を受けることで直接血液が増すわけではありません。血液を造るのはあくまでもあなたの身体自身なのです。したがってこの時期の施術はからだが血液を養うことを助けてあげることを第一にします。
 新鮮な栄養満点の血液をもらうことで子宮の中では,新しい内膜が再生増殖していきます。フカフカのやわらかく温かい子宮内膜をつくりましょう。
 同時に卵巣内でも卵胞が元気に育ってきています。精子と無事に受精できて,生まれてきて丈夫な子供に育ってくれる強い卵子を育てましょう。
 
【卵胞期の過ごし方】卵胞と子宮内膜をしっかり育てたいので,栄養とたっぷりの睡眠をとりましょう。健康な睡眠をとるためには疲れを翌日に持ち越させないくらいの適度な運動が効果的です。またストレスを溜めこまないために,パートナーやお友達との食事会や適量の飲酒ならよいでしょう。

「排卵期」の施術

  • 排卵させるためのエネルギーを補う
  • 精子を迎え入れるおりものを増やす
  • 体温を高温相へ上昇させる

 主席卵胞が20ミリくらいの大きさに成熟するといよいよ排卵をむかえます。子宮内では精子を迎え入れるために頸管粘液(おりもの)の分泌量がピークになり,基礎体温が低温相から一気に高温相へ上昇します。
 排卵はじゅうぶんに育った卵子が,卵胞の殻と卵巣の壁を突き破って外に飛び出します。そして飛び出した卵子をキャッチする卵管采が動きだすのです。
 したがって壁を突き破ってキャッチしてもらうために,体内に蓄えられたエネルギーが必要になります。排卵期の施術は卵巣が必要としているエネルギーを補うことをします。ここでも鍼灸がエネルギーを作り出すわけではなく,エネルギーつくるあなたのからだの能力を助けてあげる施術です。
 
【タイミングを合わせるために】基礎体温,排卵チェッカー,おりものの変化の観察の“3点セット”が有効です。卵子は排卵後12時間くらいしか受精能力がありませんが,精子は膣内に射精されても2日間は維持できます。排卵予測日プラスその前後1日おきの計3回,しっかりタイミングをとるようにしましょう。

「黄体期」の施術

  • 妊娠を成立維持させる
  • 子宮ミルクをたっぷり出させる
  • 高温相を維持させる

 排卵された卵子は,卵管の中で精子と出会い受精します。卵管の中をコロコロ転がりながら分割していき,およそ5~7日間かけて子宮にやってきます。そして子宮内膜に着床すると同時に胎盤が作られはじめます。「妊娠」の成立です。
 受精卵が着床するころの子宮は,フカフカに育った子宮内膜から「子宮ミルク」ともいえる粘液が盛んに分泌されています。体温も高温相になり子宮内はポカポカした状態になっています。
 妊娠を成立維持するために,高温相の維持と子宮内膜からミルクがたっぷり出てもらうための施術をします。体温を維持する能力はどなたにもからだの中に備わっています。鍼灸はただその力を引き出してあげることをします。また子宮ミルクを出すにはやはりからだの中に蓄えられた栄養とエネルギーが働けばよいので,ここも鍼灸はそれに必要なエネルギーを引き出してあげるわけです。
 
【妊娠を維持するために】普段していることなら続けていただいても大丈夫なはずです。ただしサウナや温泉など脳貧血をおこしやすそうなことは注意しましょう。カフェインの摂取は上限を守れば問題ありません。1日150~200ミリグラムなら大丈夫なので(コーヒーなら2杯まで)上手にとってください。くわしくは「お医者さんがつくった妊娠・出産の情報サイト Baby+」のをご覧ください。

『子宿りはり』の応用

 例えば急に人工授精が決まった,または体外受精の移植が決まった…などというときがあります。たとえもうあまり余裕がないというときでも,あきらめずにできることをしましょう。

タイミングまたは人工授精が急に決まったとき

 タイミングをとってから,または人工授精をしたらすぐ来院していただき子宿りはりをします。そしてその1週間後くらいにもう一度子宿りはりをして判定を待ちます。

体外受精移植のとき

【分割胚移植】病院で移植をされたらすぐ来院していただき子宿りはりをします。そしてその3日後くらいにもう一度子宿りはりをして判定を待ちます。
 
【胚盤胞移植】移植予定日の2~3日前に子宿りはりをします。そして移植当日に終わったらすぐ来院していただいて子宿りはりをします。

陽性判定をもらったら…

 無事に妊娠することができたら,今の病院を卒業して産院に移るまで子宿りはりで「安胎の施術」しています。安全地帯まで出来る限りもっていくので,ぜひ受けていただくことをおすすめします。

『子宿りはり』料金

  初見料 1,000円(税込)
  施術料 6,000円(税込)

病院で治療されている方

 『子宿りはり』はすでに病院で不妊治療をされている方でも受けることができます。タイミング法,人工授精,体外受精のどの場合にも病院の治療スケジュールに沿って施術していきます。

  • 排卵日でのタイミング,人工授精の直後での施術
  • 体外受精の採卵周期
  • 移植周期での子宮と内膜の準備
  • 流産後の子宮を回復させる
  • 陽性判定(+)後の安定期(16~20週)までの安胎施術

など,不妊治療や妊娠に関するあらゆることに対応できます。

タイミング法・人工授精をされている方に

 『子宿りのはり』を用いてタイミング法や人工授精の周期に,子宮内膜の調整やスムーズな排卵を起こさせて妊娠をめざすメニューがあります。両方とも限りなく自然妊娠に近い方法なので,この方法で成功することができるのが理想的です。
 詳しくはメインサイトのをご覧ください。

体外受精の採卵・移植を控えている方に

 また体外受精の採卵周期や移植周期を控えている方のためにも妊娠をめざすメニューをご用意してあります。
 詳しくはメインサイトのまたはをご覧ください。

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