冷え性(3) 自分でもできそうな温活

下半身の血流

 からだの温かさ「体温」は血流にのって酸素や栄養とともに全身に運ばれていきます。
 はじめに心臓から出た血液は上半身と下半身に向かうルートに分かれます。下半身に向かう動脈は途中ウェストの少し上あたりの高さで卵巣に向かう動脈を出します。そしてからだの中心を下行して骨盤内に入ります。骨盤の中に入った動脈は子宮に流れ込む動脈を分枝しながら左右に分かれて下肢へ流れていきます。

冷えは血行不良のバロメーター

 体温は血流にのって運ばれることから,逆に冷えているところは血液の流れが悪くなっていると想像できます。
 ここで高速道路に例えた話をします。先頭が使えると後続車にどんどん渋滞が連なっていきます。それではもし足先に冷えがあったとします。すると冷えは高速道路の渋滞のように足先からふくらはぎ,ふともも,おしりや骨盤内・腰へとつらなっていくのです。

骨盤内の血行不良

 骨盤の中にある臓器はどんなものがあるかというと

  • 子宮や卵巣など生殖に関係するもの
  • 大腸や直腸など排便に関係するもの
  • 膀胱や尿道など排尿に関係するもの

があり,これらの臓器も血液によって運ばれてきた酸素や栄養ももらって活動しています。
 もし腰やおしりが冷たくて骨盤内の冷えも考えられるとき

 骨盤内の冷え⇒骨盤内の血行不良⇒骨盤内臓器の機能低下
⇒膀胱炎や便秘,月経不順や女性不妊…

などというからだの不調が現れてくることが考えられます。

骨盤や仙骨を温めよう

 心臓から下行してきた動脈は仙骨の少し上のあたりで左右に分かれながら骨盤の中に入っていきます。したがって仙骨を中心に骨盤を温めることは下半身全体を温めることにもなるのです。

【おすすめの骨盤の温め方】

①使い捨てカイロでもよいのですが,電子レンジでチンのほうが使いやすいです。

②仙骨のあたり(おしりの割れ目の上のほう)にのせます。

③からだを毛布で覆い30~40分くらい温めます。

  • 部屋の温度はなるべくおだやかな温かさにします
  • カイロは熱すぎてもダメで皮膚の表面しか温まりません
  • 中温くらいでじっくりと30分以上かけます
  • 腰やおしりにこりのある人はストレッチやマッサージでほぐしましょう

 当院では冷え性に対して鍼灸のほか,女性の足つぼマッサージというメニューがあります。これに赤外線ランプやホットストーンを組み合わせて施術するととても気持ちよくてじっくり温まることができます。
 詳しくはをご覧ください。

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