40代 急性痘瘡状苔癬状粃糠疹

これ,過去に自分が罹ってしまった皮膚病です。1年くらいまえになるでしょうか。めったに病院にお世話になることはないのですが,精神的にちょっと参ってしまったので…。ちなみに鍼灸施術はありません。

いつもの乾燥肌か…?

毎年寒い時期になると乾燥肌に悩まされてついポリポリかいていました。しかし今年は例年になくとても楽で,保湿剤も塗ることなく過ごすことができていました。

季節がそろそろ暖かくなろうかとしているころ,腰のあたりにポツポツとできはじめました。いつも肩や腰,おしりあたりにできるので尿素配合の保湿剤と,局所のポツポツはっきりしているところは市販のステロイド配合の軟膏を塗って対処していました。

ところが今回は少しだけ違うところがありました。いつもこんなところにはできない下腹部あたりにもポツポツできはじめたのです。寒い所からからだが温まってきたときにもかゆくなるので,こたつに胚っていたりするからかなぁと思っていました。

これはいつもと違うぞ

やがてポツポツはおなかや胸,太ももとひろがっていき2~3ミリの赤い丘疹で,皮膚を撫でてみるとはっきり盛り上がりが感じるものでした。かゆみも乾燥肌のときと同じくらいでしたが,その時はストレスのせいかなくらいの認識でしたが,3週間くらいになると体幹はほぼブツブツで覆われ肩や二の腕にまでひろがっていました。幸いなことに頭や顔にはできていませんが,眉毛の上にポツンと一つあるくらいです。最初の頃にできた丘疹は盛り上がりこそはなくなってひらぺったくなっているものの,大きいもので500円玉くらいの直径になっているものもありました。

「帯状疱疹とは明らかに違うな」
「大人になってからのアトピー性皮膚炎かな?」
「ストレスきついからそのせいかな」
といろいろ思いをはりめぐらせしばらく様子をみようと考えたのですが,余りにも広がりがすごいので仕事に行く前に病院によっていくことにしました。「藤沢市 皮膚科」で検索し気になったここ⏎へ行くことにしました。きれいなクリニックですが朝一に行ったにもかかわらず土曜日のせいか花粉症の季節のためなのか待合室にはすでに20~30人待っていました。

聞きなれぬ名前『急性痘瘡状苔癬状粃糠疹』

名前を呼ばれて診察室に入っていき,先生は問診票を見ながら
先生「からだ中に…,見せて」
自分「いつもこの時期に乾燥肌でかゆいんですが…」
と,シャツをめくると
先生「これは乾燥肌じゃないよね。名前が長いんだよ」
先生「急性痘瘡状苔癬状粃糠疹といってからだの中にばい菌がはいったんだよ」
先生「風邪ひいたりしなかった?のど見せて…」
自分「風邪はひいたりしてないんですが…」
先生「あぁ,のど赤いよ。1か月くらいかかるんだけど長い時は半年,入院することもあるんだよ」
自分「人にうつったりするものですか?」
先生「人にはうつさないよ。経過からするともう少し(湿疹が)でるかな。ちゃんとうがいをしてね。1週間後にまた来れる?」
診察自体はチラッとみせて2~3分くらいでした。皮膚科医的にはそんなに珍しくないものなのかな。入院なんてことも…とちょっと驚かされて病院を出たのは1時間近くたっていました。

薬代1週間ぶん1,110円

処方された薬は
内服7日分
ミノマイシン(50) 朝夕
プレドニン(5) 朝
アレジオン(20) 夕
外用
アンテベートクリーム(0.05) 20グラム …からだに
ロコイドクリーム(0.1) 5g …顔に
イソジンガーグル 1本

PCで検索してみると急性痘瘡状苔癬状粃糠疹には有効な治療法がなく,予後はよいが再発を繰り返すようです。出された薬もステロイド外用薬と抗生物質,ステロイド,抗ヒスタミン薬なので自然に消えていくのを待つしかないという感じなのでしょう。外用薬もすべての箇所に塗るのではなくかゆみの強い所のみとの指示です。ちなみにもともと薬剤師なのでステロイドに対する恐怖心などはありません。

乱れた生活から改善へ

今振り返ってみてあの頃の1か月くらいの体調を考えると

  • 数か月前からだらだら休みなく働いていた
  • ストレスをかなり強く感じていた
  • 疲れや倦怠感が少しありPCなどの集中する作業に手がつかなかった
  • 帰宅してこたつでごろごろしてしまいそのまま寝てしまうこともあった
  • 風呂にゆっくりつからずシャワーで済ましてしまうことが多かった
  • 食欲は変わらなかったが下痢と便秘を繰り返すことがあった

仕事などの忙しさでからだや生活が乱れる→疲労感や倦怠感が蓄積していく→ストレスなどで胃腸などの体内のリズムが崩れる→結果,失調が皮膚に現れてくる…という,鍼灸を受けにくる患者さんに注意していることが自分になってしまったのです。

しばらくの間

  • 仕事が済んだらだらだら残らずさっさと帰宅する
  • 帰宅したら食事,風呂,夜12時くらいに就寝の流れを守る
  • 皮膚の状態が落ち着くまでアルコールは控える
  • 外用薬はかゆみの強い所のほか首筋,腕,すねなどこれから露出しやすい部分にも塗る

を守ることにしていました。簡単にできそうなことからです。自分でこの頃がかゆみや発疹のピークは今か少し過ぎたところとかんじていたので…。ただ発疹のあとが黒くかなり残ると思うので,それはちょっとやだなぁ。若い女性の方にはちょっとつらそうな皮膚病だなぁと思いました。

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コメント

  1. おざわくん より:

    俺も全く同じ病気にかかりました!
    3か月くらいですが少し引いた程度です。
    一回一気に減りましたそこから変化が遅いような…。
    手の甲にあるのが一番つらいです

    • こーいち より:

      実はこの後別の病院に変えて,『貨幣状湿疹のような気がする』と診断されました。
      薬もスチブロン軟膏(マイザーのジェネリック)に変わり,
      10本どさっと処方されました。
      とにかく気持ち厚めに塗るようにして,さらに半年以上かけて落ち着いてきました。
      私の場合,最初の病院で軟膏を少ししか出さなかったのでけちけち塗っていたのと,
      すねや手の甲をかきむしって菌が入ったようできれいになるまで時間がかかってしまったようです。
      現在はほぼ落ち着いていますが,首や手の甲にたまにできます。
      同じ箇所にできるので皮膚がまだ薄く完全ではないのではと考えています。
      手の甲や指関節付近は薄いですからね。
      今は湿疹を見つけたらすぐに塗ってはやめに治癒させるようにしています。